top of page

2025年5月28日(水)すみれ会はフィールドワークをしました。岐阜県可児市久々利「地下壕」、八百津町「兼山ダム」   



岐阜県可児市の久々利地区にある、「久々利南山地下壕」へ中濃教会メンバー+当日参加者で行き、地下壕研究会メンバーのSさんとAさんに案内をしていただきました。

 道路から茂みの中を進むと、地下壕の入り口があり、涼しく感じながら、中へ行くと、横穴があり、さらに中へ行くと、また縦穴との三叉路があり、という感じでどんどんと続いていくようでした。(地図参照、総延長約7015m。写真はありません)

 これは1944年12月に名古屋の「三菱航空機」が機能不全となったために、移転先にするため約2000人の朝鮮人によって掘られた地下壕です。50本ほどのトンネルがあり、今もほぼそのままになっています。稼働すれば7360人が働く予定でした。

 結局、敗戦日を迎え、稼働することはありませんでし

た。

 次に八百津町にある「兼山ダム」へ。1939年に「戦力は電力だ」の掛け声のもと建設がはじめられ、600人の朝鮮人が働いたそうです。

 殉職した朝鮮人もおり、その人々を記念する碑が建てられています。

 地下壕は岐阜県下では他に11、12カ所もあります。朝鮮人、さらには中国人が労働に関わっています。

 戦争を始め、それを続けるためにこれらを作り、多くの朝鮮人、中国人の肉体、精神、時間を使ってしまったのではないでしょうか。当時の日本人はこの朝鮮人に詫びたのだろうか、と疑問を抱いています。

 
 
 

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating

日本キリスト教団中濃教会

〠505-0071 岐阜県加茂郡坂祝町黒岩1412

​☎︎ (0574) 26−7265

Eメール:kannsha100@yahoo.co.jp

bottom of page